1. |
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<silvervine>
ビビッと来たんだ
あなたと過ごした日々にヒビが入っていた事
ビビって見ない振りをした
1と1を足しても1にはならない
満ち足りた状態は警戒心を解く 助手席見知らぬ君
話は5分前に遡る 良薬も飲みすぎれば只の毒
3分の1欠けた端くれを補完する為には犠牲が要る
焦燥 温度を保つ身体 自分の存在を保てる臨界
連続の颯 あくまで妄想は現実の輪郭を添う
穏当な対応で燻らせる欲求 浮かす水面の嵩の上下すら反芻
NO,NO,NO,NO,NO,NO, 人道的に反する よって否定を余儀なくされる
冒頭の口頭と方向も兆候も違うってなぁどういう事だ？ 勘繰る
NO,NO,NO,NO,NO,NO, 強力な磁場から逃走を試みるが掉棒打星
滔々と冒涜だがそれも到頭 ガス切れの燃焼式装置同様
<starscream>
何か言いたいこと
何か伝えたいこと
目蓋の裏には鮮明
映るシキミと一膳飯
深夜 高速 かけっぱのラジオ
左から右 通り抜ける耳
炙られる心臓 少しだけ傾げる体重 アクセル スピード
言葉が出ない 煙と散る灰
実感はない 涙も出ない
どうしたらいいかわからない
また煙草 火をつけて消える存在
もがいた上で選ぶ一手 mistake
有限の中で泣き喚く生 mistake
早く帰ろう
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2. |
さくら団地
03:16
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ただいま 「おかえり」のない家に帰る
片田舎 テーブルにはラップされたご飯と焼き魚
今日はおかずがあるだけマシだ だいたいおふくろの味は3分でできる
兄ちゃんはまた女を連れてきてるから僕は今日も共用の部屋には入れない
暇だから学校の宿題をやろう
成績の良さは僕の浪費した時間と同義さ
ちょっと時間が経ったら、このモノクロの世界に色塗りをしたい
黒ランドセルの中から自由帳を出す
ねだって買ってもらったバトエンを削ります
今日は桜が満開になったみたい
数日後にはさくら祭りがある 間に合った
別に行くつもりなんてないけど (喘ぎ声) ちょっと嬉しいな
手足を振り回してみても
どんなに声嗄らしてみても
無駄だともうわかってるから
どうせなら楽しもうと思う
闇の中の一点の光
照らしだした僕の足元に
だから、ここからきっと出られるよ
「さくら団地」抜けあなたの鼓膜に
「現実逃避更新しますか？」
「現実逃避更新しますか？」
「現実逃避更新しますか？」
いや、もういいよ いいから、起きる。
カーテンを開け放って あまりの眩しさに吐き気がして
また閉めて 布団の上で死んだフリ
物語はすごく簡単に消える
結末を先に読んだからとか 結末を先に聞いたからとか
そんなことではなく ただ居心地のいいところに戻る
それだけ
救済もなければ恐怖も感じない
希望もなければ絶望もしない
いちいち楽しい気分になって
ただ また 朝がやってくる
手足を振り回してみても
どんなに声嗄らしてみても
無駄だともうわかってるから
どうせなら楽しもうと思う
闇の中の一点の光
照らしだした僕の足元に
だから、ここからきっと出られるよ
「さくら団地」抜けあなたの鼓膜に
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3. |
Imperfect Sad Machine
03:30
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長い夜に隠れた汚い心を照らす朝なんてもう来なけりゃいいのに
逆らうように体内時計を狂わせた
日が昇ると眠気が瞼に重力を与え
「嫌なものはもう見なくていいよ」とそっと耳打ちをする
醜いアヒルの子、シンデレラ、カエルになった王子様
回顧 屋上の少女 CMを思い出す
ダイブ 無意識の狭間にナイフを隠し持ったあいつが追いかけてくる
ラバーマスク越しに「ハッピーエンドはない」
でも本当はそうは思ってないんでしょう？
価値がないとか間違いなんてことはないと思いたい
だからこそ目を逸らし続けて
「悲しいことはない」って赤い目で僕らは言うんだ
壊さないように気をつけて触れてみても
指と指の隙間から途端に崩れはじめる
吐いた言葉が刃物となって人に襲いかかる
望んではいやしないのに
綻んだ理性がところどころ悲鳴を上げる
傷つけ合っても舐め合っても結局はひとりぼっちだ
それでも僕らは夜明けを待たなきゃいけないんだ
視界から見える世界を
灰色に染め上げて 終わりを待つ
動かないこの足も
誰かの所為にして 溺れ 逃げる
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Ano(t)raks Japan
アーチスト公募フォーム
Artist Entry Form
docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc53j2CBswJfbElK1Orhz4GOXXs_P4MP-_L1I2aS6kIXgr8vg/viewform
Artwork
古塔つみ ( cotoh_tsumi )
www.instagram.com/cotoh_tsumi/
twitter.com/cotoh_tsumi
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